中国のロックバンド、台湾音楽フェス出演取り消される、SNS投稿の「中国台湾」が物議

中国のロックバンド「回春丹(YOUNG DAN)」が、SNS公式アカウントに投稿したメッセージで台湾を「中国台湾」と表現したことに台湾で不満の声が上がり、音楽フェスの出演を取り消された。

中国広西チワン族自治区出身のロックバンド「回春丹(YOUNG DAN)」が、SNS公式アカウントに投稿したメッセージで台湾を「中国台湾」と表現したことに台湾で不満の声が上がり、音楽フェスの出演を取り消された。

中国メディアの環球時報や台湾メディアのTVBSなどによると、回春丹は2日に台湾入りし、同日夜に台北市内のライブハウスでワンマンライブを行い、4日には南部・屏東県の最南端にある人気リゾートの墾丁で6日まで開催される音楽フェス「台湾祭」のメインステージに出演予定だった。同フェスは屏東県政府が主催するもので、フェスの運営者はフェイスブックを通じて回春丹の投稿に「深い遺憾」を表明した。2日夜のワンマンライブは予定通りに行われたという。

回春丹は広西チワン族自治区の欽州で2016年に結成。代表曲は「鮮花」「正義」など。(翻訳・編集/柳川)

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