体操で繋がる地域の輪 もえぎ台小4年が制作 相模原市南区

地域住民らの前で披露する児童

相模原市立もえぎ台小学校の4年生(現5年生)27人が3月14日、同校に地域住民らを招き、総合的な学習の時間で制作した体操の発表会を行った。

この体操は地域とのつながりを深めるために考えられたもの。児童たちは「体を動かすことで心もスッキリする」という実体験に基づき、「地域の人たちが笑顔で元気になれる体操」を考案。交流のきっかけにすることになった。

昨年4月から制作に取り掛かり、10月には当時の1年生と6年生、さらに保護者を対象に体験会を実施。感想やアドバイスを募ると、体操として動きが少ないところがあるという課題が見つかった。その後、相模原市体操協会の会員を講師に招き、アドバイスを受けながら今年2月に完成した。

覚えやすく工夫

発表会当日には、地域住民ら約50人が訪れた。児童がお手本を見せた後、来場者に個別に指導し、最後は皆で一体となり体を動かした。

児童は「サビは同じ動きの繰り返しにして覚えやすくした。バランスをとる動作は難しいので、時間を短くしたりと工夫している。今日は知らない人もいっぱい来てくれて嬉しかった」と笑顔で話した。参加した人は「体を動かしてスッキリした」と晴れやかな表情で語った。

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