映画『変な家』大ヒット興収30億円目前も…「興味ない」原作者・雨穴氏の意味深投稿の異様

3月15日に公開され、現在大ヒット中の不動産ミステリー映画『変な家』。興行収入26億円を突破し、30億円超えはほぼ確実と見られているが、原作者である雨穴(うけつ)氏の“無反応”ぶりが心配されている。

間宮祥太朗と佐藤二朗がダブル主演を務める同映画は、昨年もっとも売れた小説『変な家』(飛鳥新社)が原作。オカルト専門YouTuberの雨男を間宮が演じ、設計士の栗原を佐藤が演じるほか、川栄李奈、長田成哉、 Creepy Nuts・DJ松永、瀧本美織らが出演している。

4月1日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ)では、『変な家』が7週目の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』や5週目の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』、初週の『オッペンハイマー』を上回り、3週連続首位を達成。主演の2人にとっても、それぞれが過去に主演した歴代映画において、最大のヒット作といえる。

『変な家』大ヒットも、レビューサイト平均2.4点の微妙な評判

このように好調な『変な家』だが、ネット上では原作にない展開が賛否を呼んでおり、「オリジナル展開も楽しめたし、若い子が友だちと怖がりながら見るにはおすすめ!」と好意的な声がある一方、「後半で急にB級ホラーが始まって、呆気にとられた」「この映画を作った方は、雨穴作品のじわじわくる怖さを理解していないのか?」などと不満の声も目立つ。

さらに、同映画の感想が300件以上集まっている映画情報サイト「映画.com」では、星5点満点中、平均で2.4点となっており、微妙な採点となっているようだ。

また、同映画が大ヒットしているにもかかわらず、原作者である雨穴氏が異様なほどに“無反応”であることが、ファンの間で話題になっている様子。

実際、雨穴氏は3月以降、自身が原作を手掛ける『変な絵』が漫画化されたことを繰り返しXで告知しているが、なぜか映画関連の投稿は一切していない。

雨穴氏、「私は興味もないし関係もない」と意味深投稿

雨穴氏といえば、昨年6月、Xに《これから漫画や映画でいろんな「栗原さん」が登場すると思うので、一応、公式設定をあげておきます これが私の中の栗原さんです》とつづり、栗原の設定を箇条書きで提示。

さらに、先月20日には《今「雨穴」という名前に関係して巻き起こってることに、私は興味もないし関係もないので心穏やかなものです》と意味深な投稿をしたため、ファンの間で「映画の内容に不満があるのでは?」などと臆測を呼んでいた。

原作者が急死した『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の騒動も記憶に新しいことから、「版元と映画製作サイドだけで事が進んでしまったのではないか」と一部ファンから心配されている雨穴氏。映画化にあたって「自分が書いた一つの記事がここまで大きくなったことを嬉しく思います」とコメントを寄せていたが、本音が気になるところだ。

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