【J1】3日ホーム東京V戦逆転負けの湘南 試合後に選手とサポーターの口論発生で一時騒然

湘南の山口智監督

J1湘南の一部選手が、1―2で逆転負けを喫した3日のホーム・東京V戦後、スタンドの一部サポーターと口論になっていた。

開幕から波に乗れない湘南は、この東京V戦で前半に先制したものの、後半に2点を奪われて敗戦。東京Vに16年ぶりとなるJ1勝利を献上してしまった。これで開幕から1勝2分け3敗の勝ち点5で降格圏18位に後退。この結果に湘南サポーターのフラストレーションがたまっていたのだろう。イレブンが、試合後にサポが陣取るスタンド前であいさつに訪れると、ブーイングやヤジが響いた。

そしてイレブンは一礼して引き揚げていく中、サポーターから響く怒号を聞いていたキャプテンマークを巻いたDFキム・ミンテが立ち止まり、スタンド方向へ歩き出すと、サポーターに怒りの形相で言い返し始めた。するとDF鈴木雄斗も同じように口論を展開。現場は一時騒然となったが、キムや鈴木はチーム関係者に制され、ロッカールームへ戻っていった。中には激励も飛んでおり、必ずしも全員がブーイングの姿勢ではなかった。

キムは自身のインスタグラムで東京V戦について「平日ナイターで雨の中最後まで一緒に戦っていただき本当にありがとうございます。プロは結果が全て。僕は下を向かずに前を向いて進んでいきます。これからも一緒に戦っていきましょう」とメッセージをアップした。次節(7日)はアウェーの広島戦。今季無敗の強敵だが、今後の巻き返しへキッカケをつかみたいところだ。

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