企画展「地震災害と日本」 福島県いわき市の震災伝承みらい館で7月まで 江戸~昭和の被害説明

東北地方で起きた主な地震などを紹介しているパネル展示

 いわき震災伝承みらい館の企画展「地震災害と日本」は2日、福島県いわき市の同館で始まった。期間は7月31日まで。能登半島地震の発生や東日本大震災から13年が経過したことを踏まえ、教訓を学び、今後予想される地震への備えについて考えてもらおうと企画した。

 「地震災害と日本」、「自然災害の記録」、「地震災害への備え」などをテーマに、江戸時代や昭和に東北地方で起きた主な地震の特徴や被害をパネルにまとめて並べている。

 さらに南海トラフ地震や首都直下地震といった発生が懸念されている地震の被害予想もパネルで紹介している。

 高田悟館長は「地震はいつどこで起きるか分からない。過去の災害を学び、日頃の備えに生かしてほしい」と語った。

 入場無料。開館時間は午前9時から午後5時まで。原則、毎週月曜日が休館日。

   ◇    ◇

 5月25日には同館で東北大災害科学国際研究所の柴山明寛准教授が「東北地方を襲ったこれまでの地震と今後予測される大災害」と題して講演する。聴講者を募っている。入場無料。事前申し込みは不要で、定員は40人程度。問い合わせは、いわき震災伝承みらい館へ。

(いわき版)

© 株式会社福島民報社