福島県の田村高生は地元三春町の魅力を発信しようと、桜の名所や食事・スイーツの名店などを紹介するオリジナルマップの冊子を作成した。生徒目線のお薦めポイントや手書きのイラストなどが添えてある。併せて英語で滝桜の説明や町内の主な名所を示す地図も初めて作った。三春滝桜周辺で訪れた観光客に配布する。
町飲食店組合、町菓子組合、町、町商工会などと連携した。完成したのは「さくらマップ」と「三春グルメマップ」、英語版の観光案内の3種類。生徒会やJRC委員会と生徒有志でつくる観光ボランティアが作業した。
「さくらマップ」は生徒お薦めの35カ所を掲載している。駐車場の有無などを加えている場所もある。QRコードを添付し、アンケートも実施。今後の誘客などに活用する。「グルメマップ」では26店舗を紹介。かつ丼やラーメン、花見期間限定ランチ、スイーツなど多彩な「食」を掲載している。集めると記念品がもらえるスタンプラリーも展開する。
冊子作りに参加した遠藤葵さんは「三春の桜とともに町中の観光も楽しんでほしい」と話した。英語の地図作り班の八田仁一さんは「英語担当の先生に聞くなどして完成させた。海外の人にも滝桜と町の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。