子育て支援体制を一層強化 福島県川俣町 役場内に相談窓口新設 放課後児童保育施設を移設・拡充

センターの開所を祝う関係者ら

 福島県川俣町は2024(令和6)年度から、子育て支援体制を一層強化した。1日に総合的な相談窓口「町こども家庭センター」を町役場内に新設し、放課後児童保育施設「わいわいクラブ」を移設・拡充した。各式典では、関係者が地域の宝である子どもたちを守り育てる決意を新たにした。

 町こども家庭センターは妊産婦をはじめ、子育て世帯や子ども本人からの相談に応じる。育児に関する不安や支援制度、学校での悩み事などの解決に向け関係機関との調整に当たる。児童福祉法などの改正を受け整備した。

 開所式で藤原一二町長は「子どもの健やかな成長に向けて尽力していく」とあいさつし、高橋道也町議会議長が祝辞を述べた。出席者はテープカットで新たな拠点開設を祝った。

 問い合わせは同センターへ。

 

 わいわいクラブは同町後田にあったが、川俣小に近接している町内五百田の旧すみよし保育園に移設した。延べ床面積は622平方メートルで旧施設の約3倍となり、初日から子どもたちが勉強や遊びに夢中になっていた。

 同クラブは保護者が働いているなどの理由により、日中に家庭で保育ができない児童を預かっている。

 移設セレモニーでは藤原一二町長、クラブを運営する、まちづくり川俣の昆邦男社長があいさつした。

(県北版)

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