大谷翔平〝本塁打球〟の価値は? ダーウィン初版本とアインシュタインの革ジャンに匹敵

移籍1号のボールが話題になっている大谷翔平

ドジャース・大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)のジャイアンツ戦で放った移籍1号のホームランボールをめぐる騒動が日米を騒がせている。

キャッチした女性ファンは喜びも束の間、警備員2人に夫と引き離され、サイン入り帽子2つとバット、ボール1個との交換を迫られたという。結局、女性は大谷との対面も果たせず、圧力をかけられる形で5000ドル(約75万円)程度の代替品との交換を受け入れたと報じられた。

この騒動で注目を集めたのが大谷のホームランボールの価値だ。移籍1号という記念ボールでもあり、米メディアは「最低でも10万ドル(約1500万円)以上」と伝えた。ボール1個で東京郊外なら中古マンションが買えそうな金額だけに、あ然としたファンも多いだろう。

では、最近のオークションでどんなものが1500万円前後で落札されているのか。大谷をめぐっては世界一に輝いたWBCで着用していたユニホームが昨年、1500万円で落札。2021年には将棋の藤井聡大八冠が二冠目を獲得した封じ手が九州豪雨のチャリティーオークションにかけられ、1500万円で落札されている。

3月1日に亡くなった漫画家の鳥山明さんが描いた「ドラゴンボール」の孫悟空のイラストが入ったサイン色紙も昨年11月に同額で落札。2009年にはトイレで発見されたダーウィンの初版本、15年にはタイタニック号最後の晩餐メニュー、16年にはアインシュタインの愛用した革ジャンなども約1500万円で落札された。その一方、昨年12月には米ニューヨークのオークションで4ドル(約570円)で買った花瓶が10万7100ドル(約1532万円=当時のレート)で落札され、話題となった。

とにかく、何をやっても大騒ぎになる大谷。やはり、世界のスーパースターだ。

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