広島県三原市教委は、同市円一町の三原リージョンプラザで、温水プールの天井を覆うシートの一部が3日に落下したと発表した。屋根裏の排水口が詰まり、あふれ出た雨水の重みで破れたという。開館中だったが、けが人はいなかった。
市教委スポーツ振興課によると、シートはビニール製。3日午後7時ごろ、プール南側の約54平方メートルの範囲が落下した。当時は12人が利用していたという。すぐにプールを閉鎖して4日に破損したシートを取り除き、5日に利用を再開した。プールサイドの通行を一部制限している。
3月末の定期点検では異常はなかったが、破損後の確認で排水口にビニール袋が詰まっているのを見つけた。市教委は今後、シートの復旧工事を実施し、詰まりにくい排水口を採用する方針。
