経理部で働く夫が「マネジメント」へ昇格。経理のマネージャー層になるとどのくらい「年収」が上がる?

経理部のマネジメント層の平均年収

株式会社MS-Japanが運営する、管理部門・士業転職サービス「MS Career」で発表された「管理部門・士業”マネジメント層″の平均年収ランキング2024」によると、経理部のマネジメント層の平均年収は737万円です。

同ランキングによると、マネジメント層以外のスタッフ層における平均年収の差は304万円です。実際の年収は会社によって異なりますが、平均値でみると約70%の年収アップが見込めるため、チャンスがあれば挑戦した方がいいでしょう。

ちなみに、経理部のマネジメント層の平均年収を含めた、職種・資格別のマネジメント層の平均年収ランキングは表1の通りです。

表1

※株式会社MS-Japan「【マネジメント層の年収ランキング2024】を基に筆者作成

経理のマネジメント層に携わることで業務内容に変化はあるのか?

厚生労働省が公表している「job tag」によると、経理のスタッフ層の業務は、仕訳伝票の起票、各種帳簿の作成、月次決算書類の作成、貸借対照表・損益計算書などの年次決算書類の作成、納税書類の作成など、さまざまな「作業」を行うことが多いようです。

一方で、マネジメント層は名前の通り「組織のマネジメント」が主な業務となります。経理部内の作業の進捗管理はもちろん、各業務の優先順位や関係性を考慮して、適切にマネジメントしなければなりません。

また、ミスやエラーが起きた際にスムーズにコミュニケーションが取れるよう、スタッフとの関係構築や教育も必要です。会社の事業戦略を理解したうえで、さまざまな業務を把握し、生産性の高い仕組みづくりが求められるでしょう。

経理のスタッフ層とマネジメント層の平均年収の差は304万円

株式会社MS-Japanが発表する資料によると、経理のスタッフ層とマネジメント層の平均年収の差は304万円です。実際の年収は会社によって異なりますが、平均値のみで考えると大幅な年収アップが見込まれます。

スタッフからマネジメントに昇格することで、年収が上がるだけでなく仕事内容も変わるため、生活リズムが変わる可能性も考えられるでしょう。

出典

株式会社MS-Japan マネジメント層の年収ランキング2024
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 経理課長

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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