データ生成量は32ZB超、デジタル中国の活気あふれる―中国メディア

中国のデータ生成総量は23年、概算で32ゼタバイトを超える見込みだ。資料写真。

1日に開かれた2024年全国データ活動会議での最新情報によると、中国のデータ生成総量は23年、概算で32ゼタバイト(ZB)を超える見込みだ。これは、中国が世界のデータ大国の仲間入りを果たし、流動するデータでより多くの価値を創出することが将来の方向性であることを物語っている。

各地のデータ活動機関では、その職能がさらに強化された。大半の省(自治区・直轄市)はデータ発展促進センターを設立し、データグループを結成している。また、データインフラ整備が力強く推進され、23年末の八つのハブノードデータセンターのラックの総数は105万標準ラックを超え、平均稼働率は61.9%と、22年より3.9ポイント向上した。

ある機関の予測では、データ流動量が10%増えるごとに、GDP成長率が0.2ポイント高くなることが見込まれるという。

気象土壌データによる農業の正確な作業の実現にしても、デジタルトランスフォーメーション(DX)による鉄鋼生産のコントロール強化にしても、または自動車や道路などの多方面のデータを総合的に研究・判断した自動運転の開発にしても、データは各業界の結びつきを加速させ、乗数効果を発揮させている。

また、従来産業のDXにしても、データ発展を十分に利用した戦略的新興産業と未来産業にしても、貴重なデータが各業界から生み出され、持続的に開発・利用されている。データは産業と相互に促進・刺激し合い、中国経済の力強い発展の原動力を生み出している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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