パリオリンピック出場決定! ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」 広島から代表メンバー入りを目指す選手を徹底プレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

【動画】パリ五輪を目指すホッケー尾本桜子選手【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが『パリへの道』と題して、パリ五輪出場を決めたホッケー女子日本代表「さくらジャパン」のメンバー入りを目指す選手をプレゼンします。

「さくらジャパン」パリオリンピック出場決定!

ホッケー女子日本代表の愛称は「さくらジャパン」です。そんなさくらジャパンは、1月のオリンピック最終予選で3位決定戦で見事勝利し、6大会連続のオリンピックの出場権を獲得しました。

代表メンバー18人のうち、8人が広島で活動するホッケーチーム『コカ・コーラレッドスパークス』のメンバーです。今回はそのうちの1人、東京オリンピック代表の尾本桜子選手を紹介します。持ち味は、スティックさばきとスピードのあるドリブルです。2大会連続のオリンピック出場に向けて、代表メンバー入りを目指し、鍛錬を重ねています。

■コカ・コーラレッドスパークス 尾本桜子選手

「東京オリンピックの時は、正直先輩方に連れて行ってもらったという感覚だったので、本当に結果が重要だなっていうのを、すごく前回ので思ったので。そのためには、まず勝つしかないので、しっかり走り回って頑張りたいと思います。」

尾本選手のヒミツ、ここにアーリー!

尾本選手の強さのヒミツ1つ目は、武器となっている「巧みなスティックさばき」です。スティックは、平らの面だけを使うことができ、丸みのある面を使うと反則になることから、利き手ではない手の返しが重要です。ホッケーのボールは重く、野球の公式球と同じぐらいの大きさで、ゴルフボールほどの硬さがあり、転がすのは容易ではありません。尾本選手のスティックの扱いは磨き抜かれており、ボールがスティックに吸い付いているように見えます。

さらに、全力で走って相手を抜き去ってゴールを決めたり、パスを繋いでいきます。尾本選手を始めとするホッケー選手の技術の高さには驚かされます。尾本選手が意識していることは、スティックを左右に大きく振りながらドリブルをすることだそうです。そうすることで、相手がなかなかボールを奪えなくなると言います。

続いての強さのヒミツ2つ目は、故郷の応援です。尾本選手は、山口県岩国市玖珂町の出身で、玖珂町初のオリンピアンです。出身クラブのチームの横断幕の他に、母校の小学校には懸垂幕が掲げられ、街をあげて応援しています。

故郷の中でも1番の応援団は、もちろん家族です。ご両親は、尾本選手の活躍を見るためなら、全国どこでも駆けつけます。お父さんの勝さんは、元々空手をやっており、お腹から声を出して観客席から応援しています。尾本選手もプレーに集中しているのにも関わらず、勝さんの声が聞こえるそうです。前回の東京オリンピックは、コロナ禍だったこともあり、駆けつけることができませんでした。勝さんは、前回の東京オリンピック出場が決まった際に、感極まって男泣きをしたそうです。尾本選手は電話越しで聞き、少し驚いたそうですが、やっぱり家族の応援は温かいので「今回も1番に応援していてほしい」と話していました。

代表メンバー入りを目指して!!

5月にはレギュラーシーズンも始まります。尾本選手は「チームでアピールして、パリオリンピックを目指したい」と目標を力強く話していました。支えてくれている人たちへの感謝の思いを胸に、2大会連続出場のオリンピック代表メンバー入りを目指す尾本選手の活躍に期待です。

【テレビ派 2024年3月27日放送】

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