健全経営のアタランタ、オーナーが移籍噂コープマイネルスの売却を排除せず「どう転んでもチーム強化に」

移籍噂のアタランタMFトゥン・コープマイネルス(26)[写真:Getty Images]

移籍噂のオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)について、所属するアタランタのオーナーが口を開いた。イギリス『90min』が伝えている。

今夏のビッグクラブ移籍が話題に上がるコープマイネルス。セリエAで2シーズン連続の2桁ゴールをマークする攻撃的MFで、オランダ代表でもユーロ2024を控えて序列が高まる26歳だ。

関心はナポリとユベントスに始まり、現在はインテルとミラン、さらにリヴァプール、昨夏アタランタからFWラスムス・ホイルンドを獲得したマンチェスター・ユナイテッドも。

アタランタとしては、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がローマのU-21スペイン代表DFディーン・ハイセンを大変気に入っており、同選手の保有元であるユベントスへコープマイネルスを売却することによって、ハイセン獲得の交渉材料とする…というプランの存在も報じられる。

コープマイネルス自身が移籍願望を明言するなか、適切な“売り”の繰り返しでアタランタを健全経営の超優良企業に育て上げたオーナー、アントニオ・ペルカッシ氏がイタリア『メディアセット』の取材で本件に初言及。

「コープマイネルスに様々なクラブが関心を寄せるのは当たり前だが、どこかのクラブと利害関係が生まれる雰囲気はない。今のところはね。この段階で話すことは何もないよ」

「シーズンが終わって初めて、当事者間で話し合うことになる。どう転ぶにせよ、目的はアタランタが強化されるものでなくてはならない」

昨夏のホイルンドに続くコープマイネルス売却を排除しなかったペルカッシオーナー。コープマイネルス自身は移籍願望と同時に、アタランタに巨額の資金が落ちることも望んでいる。

「僕もガールフレンドもイタリアが大好き。熟考できる選択肢(移籍先)を望んでいるけど、何よりアタランタが十分なお金を受け取れることが重要だ。僕はベルガモで素晴らしい時間を過ごしているんだ」

コープマイネルスは現状リバプールもしくはユベントス行きが現実的と、イギリスとイタリア両国で伝えられている。

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