小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメント問題 岡山・香川でも健康被害が拡大 香川では60代女性が入院

小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、香川県高松市の60代の女性が今月(4月)入院していたことがわかりました。岡山県でも新たに5人が健康被害を訴えています。

高松市保健所によりますと、自主回収の対象となっているサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を2年ほど前から摂取していた高松市の60代の女性が、先月中旬に倦怠感や食欲不振を覚えその後受診したところ、腎臓の機能が低下していることがわかったということです。女性はおととい入院したということです。

また、きのう(4日)時点で、岡山県内でも新たに5人が健康被害を訴えていることが分かりました。このうち備前保健所管内の40代女性は、自主回収の対象となるサプリメントを摂取してめまいの症状が出ました。岡山市と倉敷市の4人も食欲不振や手の冷えなどを訴えているという事です。いずれも入院していません。岡山県ではこれまでに合わせて9人が健康被害を訴えています。

岡山・香川の保健所などでは自主回収が命じられている紅麹関連製品を購入した人は直ちに使用を中止し、からだに異常がある場合は医療機関を受診するか保健所に相談するよう呼びかけています。

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