服のボタン、洗濯時は開ける? 閉める? メーカーの解説に「勘違いしてた」

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洗濯で衣類を傷めないためには、洗濯機に入れる前のひと工夫が重要です。ボタンやファスナーが付いた衣類は、特にデリケート。正しい洗濯方法を知り、お気に入りの衣類を長持ちさせましょう。

個人宅用・コインランドリー用の洗濯機メーカーとして名前を知られるAQUAの公式Instagram『アクア株式会社』(aqua_jp_official)より、洗濯のコツを紹介。参考にしてみてください。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。

ボタン付きの衣類は『開ける』が正解

シャツやカーディガンなど、小さなボタンが付いた衣類は身の回りにあふれています。余計なダメージを与えないようにとの思いから、ボタンをすべて閉じて洗濯する人もいますが、実はこれはあまりおすすめできません。

アクア株式会社によると、ボタンを閉じた状態で洗濯すると、縫い付けている糸がほつれてしまう可能性があるとのこと。ボタンが取れやすくなるので、注意しましょう。ボタン付きの衣類は、開けた状態のまま洗濯するのが正解です。

ちなみに、ボタンそのものをダメージから守るためには、ネットに入れたりボタン部分にアルミホイルを巻いたりするとよいでしょう。破損しやすいボタンは、特に注意してください。

「特に弱いボタンではないけれど、できればダメージは防ぎたい」という場合、衣類を裏返した状態で洗濯するのもおすすめです。ほんの少しの工夫ですが、洗濯槽にボタンが直接ぶつかるのを防いでくれます。

ファスナー付きの衣類の正しい洗い方とは

続いては、パーカーなどのファスナー付き衣類の洗濯方法についてです。アクア株式会社によると、ファスナー付きの衣類は閉じた状態で洗濯するようおすすめしています。

ボタンとは違い、ファスナーは金属製のものが多く、細かな部品はそのほかの衣類に引っかかってしまいがちです。部品と布が絡んだ状態で強く引っ張られれば、パーカー以外の衣類にダメージを与えてしまうでしょう。

トラブルを避けるためにも、ファスナーは一番上まで、しっかりと閉じた状態で洗濯してください。プラスチック製のファスナーについても、金属製と同様に上まで閉めてお手入れするのがおすすめです。

日々の洗濯で衣類を傷めないためには、ちょっとした工夫を意識してみてください。ボタンは『開ける』、ファスナーは『閉める』と、同じような衣類でも対処方法が異なるため、それぞれ意識して対処するのがおすすめです。


[文・構成/grape編集部]


出典

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