「前方注視怠った」車で死亡事故の警部補 過失運転致死の疑いで書類送検 訓戒の内部処分も

京都府警舞鶴署

 乗用車を運転中に男性をはねて死亡させたとして、京都府警は5日までに、当時舞鶴署に勤務していた男性警部補(51)を自動車運転処罰法違反(過失運転致死)の疑いで書類送検した。3月21日付。府警は警部補を同日付で本部長訓戒の内部処分とした。

 書類送検容疑は、昨年12月2日午前0時ごろ、京都市右京区を乗用車で走行中、道路上でうずくまっていた会社員男性(24)をはねて死亡させた疑い。府警監察官室の調べに警部補は「前方注視を怠っていた。本当に申し訳なく思っている」と話したという。

 また、捜査で訪れた民家などから金品を盗んだとして、窃盗罪などに問われている元府警捜査2課の被告の男(57)=懲戒免職、公判中=の事件に関連し、被告の伏見署勤務時の上司だった40代の男性警視を所属長注意の内部処分とした。3月18日付。同事件での内部処分は計13人となった。

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