「春の交通安全県民総ぐるみ運動」オープニングセレモニー 4月6日から15日まで

とちぎテレビ

春の交通安全県民総ぐるみ運動が4月6日から始まるのを前に、宇都宮市で5日、オープニングセレモニーが行われました。

オリオンスクエアで行われたオープニングセレモニーには、福田富一知事や県警察本部の難波健太本部長、それに、交通安全を推進する協議会や連合会などおよそ200人が出席しました。

福田富一知事は「子どもにも高齢者にも優しい、思いやりのある運転を心がけ、交通事故のない安全・安心な栃木県の実現に向けてオール栃木でまい進していきたいので協力をお願いします」と挨拶し、県警察本部の難波健太本部長は「警察では、運動中に1件でも多くの交通事故を減少させられるよう、職員一丸となって全力を尽くします」と述べました。

県内では2023年1年間で交通事故で亡くなった人の数が、6年ぶりに増加していて、2回にわたり交通死亡事故多発警報が発表されました。また、県警察本部によりますと2024年に入ってからは、交通事故による死者数が7人で2023年の同じ時期と比べて3人減っている一方、重傷者の数は3月末時点でおよそ1割増えているといいます。

そのような中、今回の交通安全運動重点は3つで「こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践」「歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行」それに「自転車や電動キックボードなどを利用する時のヘルメット着用と交通ルールの遵守」を掲げています。

セレモニーでは宇都宮北高校の生徒2人が交通安全を宣言したほか、松ケ峰幼稚園の22人の園児が「運転手さん横断歩道で止まってね」と呼びかけました。

春の交通安全県民総ぐるみ運動は4月6日から15日までの10日間展開され、交通事故の防止に向けて各地で広報活動などが行われます。

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