東京羽田ヴィッキーズが樺島ほたる、尾﨑早弥子、岡萌乃の引退を発表…3選手のメッセージも公式サイトにアップ

4月5日、東京羽田ヴィッキーズは樺島ほたる、尾﨑早弥子、岡萌乃の3選手の現役引退を発表した。

樺島は1999年7月28日生まれ、福岡県出身のPG。二島中学、桜花学園高校、筑波大学を経て2021年に東京羽田に入団。3シーズンで56試合(先発10試合)に出場、3.02得点2.61リバウンド2.46アシストを記録した。

引退に際し樺島はチームの公式サイトを通じてメッセージを発進しているので、その一部を紹介する。

「今シーズンをもって現役を引退することに決めました。

小学校2年生からバスケットボールを始め17年、沢山の人と出会いました。私にバスケットボールを指導して下さった、萩原さんを始め岩下さん、ミニバスの脇田さん、中学の山崎先生、高校の井上先生、大学の吉田先生、柏倉コーチ、本当にありがとうございました。

また、私が怪我をした時にケアやトレーニング、栄養の指導をして下さった方々、所属先であるみはる矯正・歯科医院の皆様。他にもバスケットを通してその時々でお世話になった方はもっともっと沢山います。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」

尾崎は1997年3月23日生まれ、北海道出身のPF。山田ミニ、厚別中学、札幌山の手高校、桐蔭横浜大学を経て、2019年に東京羽田に入団。5シーズンで105試合(先発36試合)に出場、6.12得点4.03リバウンド1.18アシストを記録した。

尾崎は引退に際し、チームの公式サイトを通じてメッセージを発信。その一部を紹介する。

「2023−24シーズンをもっての現役引退を決断いたしました。

振り返ると、蘇ってくるのは幸せな思い出ばかりです。チームメイトと交わすくだらなくてしょうもない会話、ケア室で爆発する愚痴、どこか気恥ずかしくてお互いの目を見ずに語る熱い想い、毎試合欠かさず応援をしては本人以上に一喜一憂する両親、どんなに連絡を取らなくても試合には必ず来てくれる友人たち、応援してくれる皆さんと友人のように過ごすイベントの時間。そして、ホームコートに立って見渡す景色、会場に響くヴィッキーズコール、勝利の喜びを分かち合う瞬間、チームメイトと応援席にいる皆さんの泣き笑う顔。

これから先の人生で何度もこの五年間を振り返っては悦に浸るのだろうなと思います。準備を重ねた者しか立つことが許されない場所であると知りながらも、ユニフォーム姿でコートを駆ける選手たちを眩しく思い、羨む日がいずれ訪れるのだろうと思います。そんな場所に私もいたのだということ、夢だと言われても納得できるくらいに幸せな日々でした」

岡は1993年7月14日生まれ、兵庫県出身のPF。荏田南フレンズ、横浜山手女子中学(現中央大学横浜山手中学)、大阪薫英女学院高校、大阪人間科学大学、山梨QBを経て、2023年に東京羽田に入団。山梨QBを含めた8シーズンで168試合(先発97試合)に出場、6.02得点3.79リバウンド1.27アシストを記録した。

岡もチームの公式サイトを通じて感謝のメッセージを発信している。その一部を紹介。

「今シーズンをもって引退を決意しました。

山梨から羽田に移籍して1年という短い間でしたが、山梨で成し遂げることのできなかったプレーオフ進出、プレミアリーグへの参入を目指し、チャレンジしてきた覚悟の1年でした。

特に、羽田にきて、山梨時代からキャプテン、副キャプテンとしてチームを引っ張ってきたレンともう一度プレーオフを目指して同じチームでプレーできたこと、日本を代表するPGのナコちゃんと同じチームで刺激をもらいながらプレーできたこと、経験値の多いライさんとコミュニケーションを取りながらプレーできたこと、可愛い後輩たちと目標に向かって泣き、笑い、もがき、苦しみ、時には愚痴をこぼしながらも目標に向かって一緒に戦えたこと、ヴィッキーズファン・ブースターの温かさに触れて応援してもらいながらバスケットをできたことは私の財産です。東京羽田ヴィッキーズにきて、本当に良かったと思っています」

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