人気声優・梅原裕一郎が「既婚隠し」で謝罪…過去には津田健次郎らも報道で発覚

人気声優の梅原裕一郎が結婚していたと報じられた件で、自身のSNSで「このような形での公表となり申し訳ございません」と謝罪した。理解を示す声がある一方、ファンからは「なぜ男性声優は結婚を隠すのか」といった疑問も湧き起こっている。

梅原の結婚については、4日付の「FLASH」(光文社)WEB版が「梅原裕一郎、大学同級生と入籍していた!」などと報道。お相手は大学時代の同級生で、現在アクセサリーデザイナーとして活躍している女性だという。記者に直撃された梅原は「事実です。25か26歳のときに結婚しました」と認め、公表しなかった理由として「事務所とも当時いろいろと相談しまして、あまり大々的に結婚を発表する声優さんも今ほど多くなかったので……。仕事とプライベートは別と考えていたので、発表の予定はもともと考えてなかったですね」と語っている。

報道後、梅原は自身のX(旧Twitter)で「この度は私、梅原裕一郎に関する一部報道によりお騒がせをしておりますことお詫び申し上げます。プライベートについての公表は事務所とも相談して控えておりました。このような形での公表となり申し訳ございません。今後とも声優として精進してまいりますので、宜しくお願い致します」とファンに謝罪した。

梅原は『炎炎ノ消防隊』の灯城役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のユージン・セブンスターク役、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のウェザー・リポート役などで知られる売れっ子声優。「低音の貴公子」とも称されるイケボが魅力だが、それ以上に俳優顔負けのルックスでビジュアル人気が高く、いわゆる「ガチ恋」系のファンが多いのが特徴だ。

そのため、ネット上では「私のプリンス梅原さんが結婚ってショックすぎる」「結婚してる人にリアコ(リアルに恋)してたのツラい」などと嘆きの声が続出。その一方で「こんなイケメンでイケボな人、そりゃ結婚するよ」と理解を示す声も多く、SNSで「そりゃ結婚」がトレンド入りする珍事も起きた。

さらに、ネット上では「なぜ男性声優は結婚を隠すのか」といった疑問の声も上がっている。

梅原と同じように報道で「結婚がバレた」という男性声優は少なからずおり、2022年には『アイドリッシュセブン』の二階堂大和役などで知られる白井悠介が元アイドルの女性と結婚し、1児のパパになっていると報じられた。2021年には、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Animaの碧棺左馬刻役などで知られる浅沼晋太郎の結婚歴と離婚歴が報道されている。

不倫がセットで報じられるケースもあり、『葬送のフリーレン』のヒンメル役などを担当する岡本信彦は2020年、声優の大亀あすかと結婚していたことと、別の女性声優と不倫していたことを報じられ、それらを事実と認めて謝罪した。『呪術廻戦』の夏油傑役などを務める櫻井孝宏は昨年、ファンだけでなく不倫相手にも既婚を隠して約10年にわたって関係を持っていたと報じられ、もてあそばれていたと知った不倫相手がショックで倒れて病院に搬送されたと伝えられた。

こうした「既婚隠し」が絶えない理由としては、声優のアイドル化という背景がある。彼らの人気は、購買力の高い「ガチ恋」系の女性ファンが支えている面があり、それが仕事のオファーの多さにもつながっている。結婚したと分かれば彼女たちは離れていってしまうため、事務所の意向も含めたビジネス的な判断で「結婚しても公表しない」というケースが目立っているようだ。

ただ、それとは別の理由を明かした声優もいる。現在声優界で人気ナンバーワンともいわれ、ドラマなどで俳優としても活躍する津田健次郎は、2020年に週刊誌で妻子がいると報じられた。この時、津田は自身のSNSで「結婚当初、生活の安全を脅かされる文書が頻繁に届く事があり、公表しない方が安全を守れると思いました」などと理由を説明。人気商売だからこその「安全管理」という部分で、結婚を隠すこともあるようだ。

「ガチ恋」系のファンを失いたくないという思惑や安全面など理由はさまざまあるが、今後も声優界の「既婚隠し」がなくなることはなさそうだ。

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