藤沢市 副市長に中山、川﨑氏 鈴木市政4期目新体制へ 藤沢市

藤沢市議会は先月27日、本会議を開き、副市長に市総務部長の中山良平氏(60)と市都市整備部長の川崎隆之氏(60)を選任する人事案を可決した。任期は4月1日から4年間。鈴木市政4期目を新体制で臨む。前任の和田章義氏(62)、宮治正志氏(62)は先月31日付で退任した。

中山氏は専修大卒。88年に藤沢市役所に入庁し、財務部参事兼財政課長や経済部長を歴任し、22年4月に総務部長に就任した。経済部長時代は新型コロナウイルス問題に揺れる海水浴場の対応に当たったほか、市内の経済振興や事業者支援などに取り組んだ。

川崎氏は中大卒。89年に入庁し、道路整備課長、藤沢駅周辺地区整備担当参事などを経て20年4月から都市整備部長を務めた。藤沢駅周辺や(仮称)村岡新駅周辺など市の「6つの都市拠点」形成などに当たってきた。

市は、ファミリー層の転入増を背景に比較的良好な財政状況を維持するものの、高齢化に伴う社会保障費の増加や公共施設の再整備などで硬直化が進む。一方、村岡新駅周辺や健康と文化の森地区などの大型整備事業が控えており、鈴木恒夫市長は財政運営と都市拠点形成に精通する両氏を起用し、4期目のまちづくりを進めたい考えだ。

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