Uターンの「元高校球児」が警察学校に入校 「小さい頃からの夢 信頼される警察官に」

青森県警察学校に新人警察官たちが入校しました。中には、地元に帰ってきた元高校球児の姿もありました。

青森県警察学校の入校式。軽快な演奏に合わせやや緊張した面持ちで、警察官の卵たち78人が入場しました。

保護者が見守る中行われたのが辞令交付です。2024年は、18歳から31歳の新人警察官が入校。一人ひとり名前が読み上げられ、小気味よい動きで辞令を受け取り、警察官としての一歩を踏み出しました。

【初任科147期 高野響巡査】
「宣誓!良心のみに従って、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行にあたることを固く誓います」

中には、こんな新人警察官も…。

2019年の高校野球夏の青森大会開会式。

【2019年夏の青森大会 選手宣誓】
「令和初の夏、昨年第100回を迎え、新たなる歴史の1ページを刻む第101回大会、この記念すべき大会にプレーできることを誇りに思い…」

三沢高校出身、当時、選手宣誓を務めた新山悠翔巡査です。宮城の大学を卒業後、地元・青森に警察官として帰ってきました。

【初任科第146期学生 新山悠翔巡査】
「小さい頃から、白バイ隊員、警察官になりたいという夢があったので、それを諦め切れず、青森県に貢献したいっていう気持ちも残っていたので、青森県警に警察官として勤めたいなと思いました」
「信頼を持っていただけるような警察官になれるように頑張っていきたいです」

(Q.きょうは宣誓しなかった)「そうですね、役が回ってこなかったです」
「卒業式のタイミングとかに回ってくれば、高校野球ぶりにやりたいなと思います」

新人警察官たちは、短期課程が6カ月、長期課程が10カ月、青森県警察学校で職務倫理や法律、逮捕術など職務に必要な技能を学び、その後各交番に配属される予定です。

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