青森・むつ市の名所と「ガンダム」がコラボ ご当地マンホールの「カード」目当てに旅行者も!?

中井アナ)
木邨アナウンサーとお伝えします。

木邨アナ)
こんばんは。ある物をきっかけにした観光振興のお話です。青森県むつ市は、全国の人たちにむつ市を訪れてほしいという思いから、とあるプロジェクトに応募しました。それは…、ファンならきっと見たくなるものですよ。

【むつ市 山本知也市長】
「青森県初!『ガンダムマンホール』の寄贈についてであります」

その、ある物というのは、マンホールのふた。市内の観光地とアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するロボット、モビルスーツがデザインされています。

2種類のうち1つには、むつ市大湊にある「安渡館」と主人公、アムロ・レイが乗る「ガンダム」がデザインされています。

もう一つは、水源池公園にある国の重要文化財アーチ式ダムに、水陸両用モビルスーツ「ズゴック」がデザインされています。

この取り組み、むつ市が「ガンダムマンホールプロジェクト」に応募して実現しました。「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するキャラクターなどがデザインされたマンホールのふたを、全国さまざまな場所に設置するものです。

稲葉アナ)
県内だけではないのですね。

木邨アナ)
そうなんです。県内ではむつ市が初ですが、プロジェクトのホームページによると、全国21の自治体に設置予定となっています。

中井アナ)
ファンの人は見に来たいですよね。

木邨アナ)
むつ市も県内外からファンが訪れることを期待しています。

【むつ市 山本知也市長】
「全国の皆さんが探しに来てくれればありがたいなと思います」

市役所には早速、このマンホールを目当てに訪れる人が…。

【見物に訪れた人】
「いやあ好きですね~、最近はやってますよねああいうマンホール。あれ、むつ市に寄贈されたというのを知って、いち早く見てみたいと思って来ました」

【見物に訪れた人】
「素晴らしいと思います。県内でここだけということだったので、ニュースで見て今飛んできましたけれども。まあ素晴らしい良いものですね」
「(全国から)ぜひこれを見に来ていただきたいと思いますね」

ガンダムのマンホールは、むつ市役所本庁舎で4月18日まで、その後、4月20日から5月6日まで「安渡館」で展示された後、「安渡館」とJR下北駅周辺に設置されます。

中井アナ)
ガンダムシリーズは幅広い年代のファンがいますから、どういった反響があるのか注目ですね。

木邨アナ)
はい。バンダイナムコフィルムワークスに聞いたところ、「ガンダム」は全自治体共通でデザインされていて、もう一体のモビルスーツの選定理由は非公表だということです。どうしてなのか、想像してみるのも楽しいですね。

木邨アナ)
マンホール人気に関してなんですが、調べたらこんな話もありました。

こちらは全国の自治体などが配布しているマンホールカードというもので、その青森市バージョンです。実在するマンホールをカードにしたものです。

稲葉アナ)
ねぶたデザイン、青森市らしくて良いですね。

木邨アナ)
こちらは市の観光交流情報センターで配布されているんですが、2017年8月の限定配布2000枚を皮切りに、新型コロナ流行の際に、若干減少してはいるものの、2023年度は3473枚となっています。その反響ぶりに担当者も驚いています。

【青森市企業局水道部 中村悟士主事】
「関東や関西からの問い合わせとかもいただいております」
(どういった問い合わせ?)「マンホールカードをもらいたいんですけれども、行ってなかったら困るのでまず確認したいということでした」
「これを、マンホールカードを目当てに(旅行に)行くっていう方もいらっしゃいます」

木邨アナ)
青森市のマンホールカードの配布場所ですが、4月16日からは道の駅「ゆ~さ浅虫」に変わるのでご注意ください。念のため、事前に問い合わせをしてから取りに行ってほしいということです。

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