避難のウクライナ人にワインの贈り物 広島・福山市

ロシアによるウクライナへの軍事進攻から2年余り。戦火をのがれ、福山で暮らすウクライナの人たちにワインの贈り物です。

福山市山野町。ワイン造りに使われるブドウの産地です。この町にウクライナから避難し、生活している9人に、赤ワインが贈られました。

■2年前に避難 ヴィクトリア・カトリッチさん

「本当にありがとうございました」

ワインに使われたブドウは、ウクライナ人が自ら収穫しました。外国人と市民の交流イベントを手掛ける「ふくやま国際交流協会」が開いたブドウ狩り体験です。収穫したおととしは天候に恵まれ、例年より質の高いワインができたといいます。

■山野峡大田ワイナリー醸造責任者 峯松浩道さん

「ここ(ワイナリー)での思い出を僕たちも大切にするのでこのワインをぜひ一緒に飲んでください」

「乾杯~!」

自らが収穫してできたワイン。その味は格別です。

■ヴィクトリア・カトリッチさん

「本当に飲みやすい。ウクライナ人はみんなチーズが大好きだから、チーズはこの赤ワインにいいと思う」

子どもたちには、ブドウジュースが提供されました。

■ソフィアちゃん

「おいしい!」

ロシアによる進攻から2年余り。母国から遠く離れた福山で、ウクライナ人同士が交流する貴重な機会にもなりました。

《2024年4月5日放送》

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