テレサ・ルーが約9カ月ぶりに“復帰” 今季中に再び産休へ

約9カ月ぶりに復帰したテレサ・ルー(Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(5日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535yd(パー72)◇雨(観衆3043人)

産休に入っていた日本ツアー通算16勝のテレサ・ルー(台湾)が2023年6月「アース・モンダミンカップ」以来となる“復帰”を果たした。3オーバー65位タイで初日を終えて「無事に回れました」とホッとした様子。同組だった新垣比菜、三ヶ島かなをアウトドライブする飛距離は健在で、4番ではセカンドがカップをかすめてベタピンバーディも奪った。

「家で暇すぎて」(撮影/亀山泰宏)

昨年、SNSでお腹に宿した子どもが亡くなったことを明かした。その後、再び子どもを授かって現在13週。年が明けてからボールを打ち始め、身体の負担を考えて20~30球ほどにとどめるところからスタート。「きょうで今年4ラウンド目か5ラウンド目くらい」と、慎重に準備を進めてきた

ツアーからいったん離れた間で新たに犬を飼い始め、アコースティックギターにも挑戦したとか。「でも、家で暇すぎて…」と豪快に笑う。生粋のゴルファーとして、この日が待ち遠しかった。

移動の負担が少ない関東開催の試合を念頭に「(5月)サロンパスまでは行きたい」と話し、今季中に再び産休に入ることになりそう。まずは大会歴代覇者の一人として、目の前の復帰戦。予選カットラインとの攻防に臨む。(埼玉県鳩山町/亀山泰宏)

長いパーパットを沈めてこの表情(撮影/亀山泰宏)

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