プロレス界の歴史を振り返る“貴重で濃密”なアンソロジー『Gスピリッツ選集 第一巻 昭和・新日本篇』

『Gスピリッツ選集 第一巻 昭和・新日本篇』が2024年4月8日、辰巳出版株式会社より発売される。本書は、プロレス専門誌『Gスピリッツ』に掲載された記事をテーマ別に再編集したもので、プロレス界の貴重な証言をまとめたアンソロジーとなっている。

第一巻では、プロレス界で大きな影響を与えた『格闘技世界一決定戦』や、リング内外で起きた数々の事件、海外遠征、全日本プロレスとの企業戦争、そして“燃える闘魂”アントニオ猪木の思い出などを、濃密に回顧。また、貴重な写真も掲載されており、あの熱い時代を今一度、本書を通じて体験することができる。

さらに、本書では櫻井康雄氏、舟橋慶一氏、新間寿氏が金曜夜8時の『ワールドプロレスリング』とアントニオ猪木について語る。元新日本プロレス営業部長の大塚直樹氏が『世界一格闘技決定戦』シリーズの舞台裏を明かす一方、永源遙が生前に語った猪木のパキスタン、韓国遠征のエピソードも再録。新日本プロレスの営業本部長だった新間寿氏の証言を元に、猪木のヨーロッパツアーを再検証し、新日本プロレスとパキスタンのペールワン一族(アクラム、ジュベール)の攻防を新間寿氏が回顧する。

『Gスピリッツ選集 第一巻 昭和・新日本篇』は、プロレスファンはもちろん、昭和時代の社会風俗に興味がある方々にも楽しめる一冊となっている。ぜひチェックしてみよう。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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