安倍派7人、審査「却下」議決 検審「不起訴処分が存在しない」

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派の実力者「5人組」を含む議員7人や各議員の政治団体の会計責任者らについて、審査を求めた市民団体の申し立てに対し、東京第5検察審査会は5日までに、申し立てを却下する議決をした。「審査の対象となる不起訴処分が存在しない」のが理由。3月22日付。

 審査申し立てがあった議員は、5人組の松野博一、高木毅、西村康稔、世耕弘成、萩生田光一の各氏のほか、塩谷立、橋本聖子両氏。市民団体は、各議員が派閥からパーティー券の販売ノルマ超過分の還流を受けたのに、収支報告書に収入として記載しなかった疑いで審査を求めていた。

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