青森・つがる市に「合葬墓」が完成 市民アンケートでニーズあり 市長「これから必要だろうと思い建設」

青森県つがる市に、他の人たちの遺骨と合わせて一緒に埋葬する合葬墓が完成しました。

合葬墓は、つがる市の斎場の西側に鉄筋コンクリートで建てられました。延べ床面積81平方メートルの建物の正面には、祭壇があり、献花台と線香台が設けられています。

中には、176体の骨壺が納められる納骨室と1200体の遺骨を直接、埋葬できる合葬室があります。外側には、埋葬された故人の名前を刻める記名板が設置されました。

5日には、倉光弘昭市長が訪れ、建物を視察しました。

少子化の中、墓じまいする人や墓を建てない人も増えていて、市でアンケートを取った結果、ニーズがあったため建てることにしました。

【つがる市 倉光弘昭市長】
「家というものの価値の変化に対応するためにも、こういう合葬墓はこれから必要なんだろうと思って建設いたしました」

合葬墓の申請は、6月3日から受け付けます。

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