ニュージーランド人女優 杖をついてレッドカーペット登場 2年間闘病「困難」

ニュージーランド人女優のアンナ・パキンが、体を動かしたり、言葉を発するのに支障をきたす未公表の健康上の問題と闘っているという。

アンナは3日にニューヨークで行われた新作映画「ア・ビット・オブ・ライト」のプレミアに登場。俳優で監督の夫スティーヴン・モイヤーと一緒に、杖をついてレッドカーペットを歩く姿が目撃され、この2年間「困難な」時期を過ごしてきたことを認め、ピープル誌に「簡単なことではなかった」と語っている。

健康状態について詳細を明かしていないアンナについて、ある関係者は同誌に「(本人は)完全に回復することを願っている」と話した。

11歳でアカデミー賞にノミネートされた「ピアノ・レッスン」の子役としてキャリアをスタートさせたアンナは、現在も仕事を続けていることに感謝しているという。同誌に「私の初恋はインディペンデント映画製作だった。それが映画業界に入ったきっかけ。私は誠実さと真実をもって物語を語り、真実を伝えることに全力を注いでいる人たちと一緒に仕事をしていた」と続けた。

夫スティーヴンが監督を務める新作で、アルコール依存症で子どもの親権を失った母親を演じるアンナは、この役について誰もが望んでいた、あるいは計画していたような母親になるわけではない」「私たちは皆、欠点があって不完全。(私の演じる)エラは、感情を押し込めるという点で、ある種の家族のパターンを繰り返しているようなところがある」「人は自分の道を切り開いたり、トラウマに対処する方法を学んだりすることができるから、とても共感できる」と語った。

一方、アンナとヴァンパイアドラマ「トゥルーブラッド」のスクリーンテストで出会い、数日一緒に仕事をしただけで、運命の人だと分かったという。

スティーヴンは「ウォッチ・ホワット・ハプンズ・ライブ」に出演した際「当時、僕たちは2人とも独身で、ときめいてしまったんだ。それから3カ月彼女に会わなかった。彼女は黒髪から美しいブロンドの女性になっていて、僕はブロンドの男からダークな吸血鬼になっていた。3日目か4日目には、ああ、これはとても甘ったるい話のように聞こえるだろうけど、残りの人生を彼女と過ごしたいと思っていた。本当に数秒で、そうなったんだ」と振り返った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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