DV支援の通知書に別人の名前記載 京都府亀岡市がミス 既存文書の上書きが原因か

京都府亀岡市役所

 京都府亀岡市は5日、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者に送った支援内容の通知書に別人の氏名を記載していたと発表した。市は「特に配慮が必要なDV被害者の情報に関するミスで、再発防止を徹底する」としている。

 市によると、加害者らに対する住民票などの交付・閲覧を制限する措置の開始決定通知書を昨年11月に送付。宛名の氏名や住所は正しかったが、通知書の対象者氏名が誤っていた。受け取った被害者が最近になって気付いた。市は被害者や名前を誤記載された別のDV被害者の双方に謝罪した。

 通知書作成に当たり、既存文書を上書きしたのが原因とみられ、チェック体制を強化するとしている。

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