「ビームス宮島」6日オープン 厳島神社そばに常設店 地元業者とタイアップの限定商品も

宮島ならではの土鈴などが並ぶビームスジャパン宮島の店内

 広島県廿日市市の宮島に6日、大手セレクトショップのビームス(東京)が「ビームスジャパン宮島」をオープンする。3年前に開いた期間限定店の好評を受け、世界遺産・厳島神社そばに常設。ご当地限定の商品もそろえ、地域の魅力発信の場とする。

 店舗は、老舗旅館「岩惣」別館の1階約80平方メートル。厳島神社の鳥居をあしらったオリジナルTシャツのほか、宮島の業者とタイアップした木製しゃもじのキーホルダー、シカやもみじまんじゅうをかたどった土鈴など約120品が並ぶ。

 店舗のロゴが入ったタオルハンカチなどの限定品は、世界をつなぐ青空をイメージしたスカイブルーを配色し、平和をアピール。折り鶴を再利用したノートやハンカチなどもある。

 ビームスは21年7月、宮島と三重県伊勢市に期間限定店を開設。新型コロナウイルス禍の中で、目標の120%の売り上げを達成した。これを受け、地方の観光地から日本の魅力を発信する店舗として22年12月の出雲大社(島根県出雲市)、23年4月の日光東照宮(栃木県日光市)界わいに続き、宮島出店を決めた。

 ビームスカスタマーエンゲイジメント本部の原田真吾スーパーバイザーは「景勝地には街中にない集客力がある。通常の買い物とは違い、心がワクワクする物を、地域の魅力とともに売り込みたい」と話している。

© 株式会社中国新聞社