視点を学ぶ動画制作  小学生がCMづくりに挑戦  横須賀市

サイネージに映し出された自作の映像を眺める児童ら

小学生がCM動画づくりを体験する教室が3月30日、小川町のコワーキングスペース「16Startups」で開かれた。キッズクリエイター6人が参加し、横須賀名物「海軍カレー」のレトルト商品を広く知らしめるためのCM作成に挑んだ。市内各所に設置したデジタルサイネージで情報発信を行っているローカルビジョン(株)の企画。同社の大澤貴行さんが指導役を務めた。

手始めに、明治時代に日本海軍の軍隊食として採用されたカレーライスのレシピを現代流にアレンジして復元したものが海軍カレーであることを教わった参加者たち。次に動画制作の設計図となる絵コンテを準備し、展開イメージを整理しながらスマートフォンカメラで撮影した素材をアプリを使って編集していった=右下写真。各自が完成させた15秒の作品は、市内のサイネージで実際にCMとして配信される。

「動画を作成することで街やお店を見る目が変わり、自分ならではの視点を持てるようになる。経験を重ねて編集技術を高めていって欲しい」と大澤さんは取り組みの意義を話した。

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