「子ども育成に役立てて」  伊藤建設 幼稚園へ絵本寄贈 藤沢市

(左から)伊藤社長、池田会長と高野正基副会長

注文住宅事業を展開する株式会社伊藤建設(藤沢)代表取締役の伊藤正太郎さんが先月22日、藤沢市私立幼稚園協会へ絵本29冊を寄贈した。加盟園へ1冊ずつ贈られたのは、小田原市在住の絵本作家・最勝寺朋子さんの『犬ずもう』。多種多様な犬のじゃれ合いを題材に、身近な動物のかわいい姿や野生の姿が描かれている。

伊藤さんは大工修業を経て27歳で独立。「利益を社会に還元したい」と、2017年から児童養護施設の子どもと職員をディズニーランドへ招待し、施設へ遊具を寄贈。起業した秦野市や近隣の平塚市などの公立小学校、幼稚園、こども園へ絵本のプレゼントもしてきた。「絵本で子どもたちが少しでも伸びやかな気持ちになってくれることを願う」と話す。

寄贈を受けた同協会の池田清会長(ふじがおか第二幼稚園)は「絵本は情操教育に欠かせないもの。読み聞かせにぜひ活用したい。園児たちもきっと喜んでくれる」と感謝を伝えた。

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