教育評論家の尾木直樹氏(77)が5日、「徹子の部屋」(朝日放送系)に出演し、教員になった理由を明かした。
尾木ママの愛称で親しまれている尾木氏は、学校の先生に口答えしたことがもとで高校を1年留年することになり、学校が嫌になった。それでも教員になった理由は、母の一言だったという。
尾木氏は「僕が就職、メディア関係とかマスコミ関係にしようかなと思って迷っていたら、(母が)『直樹はね、そういういろんな辛い思いを高校時代にしたから、だからそういう子の味方になれる、気持ちがよく分かる。不登校とか不良の子とか、そういう子の気持ちがよく分かる良い先生になれるから、先生が向いてると思うよ』って言われたの」と明かした。
続けて「なるほどな。そうか僕、そういう子の気持ちがものすごく分かるわ、と思ったんですよ。そういう子の気持ちとか味方になれる、そういう意味で良い先生になろうと思って、教員になったんです」と振り返った。
まさに母の一言があったからこそ教師への道を歩み、現在も教育評論家として活躍している。「今もずっと教育に携わっていて44年以上できてますよね。自分にとっては天職だなって。子どもたちが大好きなんです、大学生になっても。だから本当に良いアドバイスを母はしてくれたんだなって、しみじみ思います」と感謝した。