能登半島地震の被災地で災害ボランティアなどの活動をした長野県上田市の高校生が5日、全校生徒に活動を報告しました。自分たちにどんな支援ができるか考えるきっかけになればとしています。
上田西高校 生徒会・小林明快副会長:
「(地震から)3カ月たちましたが、つぶれて手が入っていない家や道路がゆがんでしまった箇所が多くみられました」
写真を交え語られたのは、能登半島地震の被災地で見てきた光景です。
5日、上田市の上田西高校で被災地を訪問した生徒による活動報告会が開かれました。
上田西高校では今年1月、生徒会などが中心となって被災地支援の募金活動を行いました。
3月には生徒13人が1泊2日で石川県七尾市を訪問し、現地の高校生と支援活動などについて意見交換しました。
上田西高校 生徒会・小林明快副会長:
「学校ではメインの体育館が今でも使えず、通常の部活動や学校行事ができていないところもあるそうです。少しでも災害以前の学校生活ができるようになりたいという思いがあることを知った」
翌日には、災害ボランティアとして壊れた家財道具などを運び出す作業も行いました。
上田西高校 生徒会・小林明快副会長:
「作業は重たいものを運んだり大変ではありましたが、実際にボランティア活動をする貴重な体験ができました」
肌身で感じた被災地の住民の苦労。高校では、ゴールデンウィークにも東信地域の他の高校と協力し、募金活動を行う予定です。
上田西高校 生徒会・小林明快副会長:
「自分たちにできることは何かと、少しでも考えるきっかけになってほしい」