中国、臓器提供・移植事業の健全な発展を推進

中国、臓器提供・移植事業の健全な発展を推進

3月26日、甘粛省蘭州市の慰霊碑前で臓器提供者をしのぶ人たち。(蘭州=新華社記者/梁軍)

 【新華社蘭州4月5日】先祖を供養する中国の伝統的な祭日「清明節」(今年は4月4日)に合わせ、甘粛省蘭州市では多くの市民が献体者と臓器提供者の慰霊碑前で黙とうをささげた。慰霊碑には272人の名前が刻まれている。

 臓器提供の促進に取り組む「中国人体臓器提供管理センター」によると、国内で献体や臓器提供の意思登録をした人は3月24日時点で670万人。甘粛省紅十字(赤十字)会は省内の意思登録者数について、2014年以前はわずか80人だったが、23年末には11万2千人に達したと説明した。

中国、臓器提供・移植事業の健全な発展を推進

3月26日、甘粛省蘭州市の献体者と臓器提供者の慰霊碑にささげられた花。(蘭州=新華社記者/梁軍)

 意思登録者数が伸びた背景には、臓器提供・移植体制の整備がある。中国は10年以降、臓器の提供、受け入れと割り当て、臓器移植の臨床サービス、精度管理、監督管理の五大体系を確立してきた。

 臓器提供と移植の需要増加を受け、07年施行の「人体臓器移植条例」を改正。5月1日に「人体臓器提供・移植条例」を施行する。

 同センターによると、死後の臓器提供件数は3月末時点で累計5万1600件となった。(記者/梁軍)

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3月26日、甘粛省蘭州市の慰霊碑前で臓器提供者をしのぶ人たち。(蘭州=新華社記者/梁軍)

中国、臓器提供・移植事業の健全な発展を推進

3月26日、甘粛省蘭州市の慰霊碑前で臓器提供者をしのぶ人たち。(蘭州=新華社記者/梁軍)

中国、臓器提供・移植事業の健全な発展を推進

3月26日、甘粛省蘭州市の慰霊碑前で臓器提供者をしのぶ人たち。(蘭州=新華社記者/梁軍)

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