使えるかな?「公衆電話」子ども向け “大規模災害”などの緊急時に備えた体験教室開催《長崎》

災害などの緊急時に備え「公衆電話」の使い方を知ってもらおうと、子どもたちを対象にした体験教室が長崎市で開かれました。

「防災体験教室」は、日本公衆電話会が全国で開いていて、この日は「日見学童保育」に通う1年生から6年生のあわせて62人が参加しました。

携帯電話の普及で設置数が減少する「公衆電話」。

(講習会)

「ぼくは大丈夫だよ」

大規模な災害時は、公衆電話が優先的につながることから、教室では基本的な使い方のほか、災害用伝言ダイヤル「171」や「110番」などのかけ方を体験しました。

NTT西日本によりますと、公衆電話は県内では905台まで減少していて(2023年3月現在)、利用したことがない子どもも多いといいます。

(児童)

「やり方は知らなかったが、きょうやってやり方を覚えた」

(児童)

「災害は起こってほしくないが、災害が起こったときは冷静になって、公衆電話でお母さんにメッセージを残して安心させたい」

教室では、災害などから身を守るための対処法を記載した「こども手帳」と、災害時の連絡方法をまとめた「てびき」も贈られ、子どもたちは日頃からの備えの大切さを学びました。

© 株式会社長崎国際テレビ