3月の米就業者、30万3千人増 失業率3.8%に改善

 【ワシントン共同】米労働省が5日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から30万3千人増えた。市場予想の20万人を上回った。失業率は3.8%で、前月の3.9%から改善した。

 金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に利下げに踏み切るとの見方が優勢となっている。ただ、堅調な雇用情勢は物価高につながるとの懸念があり、FRBは雇用と物価の動向を慎重に見極める方針を示している。

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