滝沢ガレソの「X」閲覧不能に…ネット上のトラブルが集約される “暴露系インフルエンサー” の正体「普通に会社員です」

表示制限されていたときの滝沢氏アカウント

ネットユーザーの多大な注目を集める暴露系インフルエンサー、滝沢ガレソ氏のXが4月5日までに閲覧不可になり、話題になっている。

滝沢氏は、2022年4月に浮上した秀岳館高校サッカー部暴行問題では、同部指導者と思われる被害者への脅迫音声データを公開し、メディアが後追いした。

また、大炎上したスシローの “ペロペロ高校生” や、東日本大震災の被災者に「ザーメン」と発言した高校生など、数々の迷惑動画をいち早く拡散してきた。

日々爆弾を投下してきたXアカウントは、「法的請求」により表示制限がかかり、過去のポストやヘッダーの画像などもすべて消去されている。

突然の事態に、Xユーザーたちがざわついている。

《なにやら訴えられたことで国内で閲覧不可になったとか? 自身の責任なんかな??》

《むしろ良く今まで制限されていかなったなとは思います…》

《表示が制限されるに至った最終的な決め手というか、理由は何だったのか気になるところですね》

《これからどうなるのか気になりますね》

ネットで圧倒的な影響力を誇るも姿は見せず、謎に包まれてきた滝沢氏を、本誌は2022年4月に直撃している。

「大学卒業後は日本の大企業に就職しました。現在も営業マンとして働いています」

続けて、滝沢氏は日々の生活をこう語った。

「平日は普通に会社員として働いていて、アカウント運営は僕一人でおこなっています。1日平均5、6時間、ツイッター(現X)を見ていると思います。“嫁沢(滝沢氏の妻)” が会社に出社して、僕がテレワークのときとかは10時間近く見ていることもあります(笑)。

アナウンサーが “緊急ニュース” を読むために待機しているとしたら、僕もそんな感じですね。DM(ダイレクトメッセージ)にめちゃくちゃおもしろいタレコミがきていて、気づくのが1時間遅れて、ほかの人に取られてしまったら嫌ですから」

滝沢氏は、1日に100件近いDMを見ているという。その多くがいわゆるタレコミ(情報提供)で、まだ世に出していない “特大ネタ” も蓄えているというが、一人でのアカウント運営に葛藤を抱える部分もある。

「たくさんいただいたタレコミを返しきれないので、アルバイトを雇って代行してもらおうか、と考えたこともありました。でも、みなさんは僕にしか言えないことをタレコミで送ってくれているので、もしバイトから重要な情報が流れたら信用問題になってしまう。やはり、僕が一人でやらないといけないというのが実情ではありますね。

一人で運営していると、ネタを出すスピード感にも限界を感じています。僕じゃなくてもいいニュースはスピード感はそこまで重視していません。

逆に、僕に直接届いたタレコミをもとにしたニュースはスピード感を大切にしつつ、“裏取り” などが雑にならないように気をつけています」

裏取りとは、マスコミ用語で「取材内容が正しいと判断できる証拠を集めること」。ネット上で繰り広げられる男女トラブル、金銭トラブル、職権濫用の告発……など、滝沢氏に寄せられるタレコミの取り扱いには、細心の注意を要するものも多い。

「僕の拡散力を悪用しようと、相手を傷つけるための嘘の情報を送る方もいらっしゃるので、そういう “誤報” をしないように気をつけています。内容や案件によりますが『双方から話を聞く』というのを大切にしています」

当然、訴訟リスクもあるが、独自の投稿は「トレンド」を賑わすことも多く、直前まで300万人のフォロワーを抱えていた。

「体感としては、実際のフォロワー数(当時は40万人)より多くの人にツイート(現ポスト)を見てもらっていると思いますし、月々のインプレッション(ユーザーへのツイートの表示回数)はかなりのものになっています。

誰かがツイートした『このニュースまとめてほしい』という要望を知るために、エゴサーチをよくしています。そこで気づいたのですが、『滝ガレ』と略している人は好意的な方が多いのに対して、『滝沢ガレソ』とフルネームでツイートしている人はアンチの可能性が高いんですよ」

「X」で次から次と話題を提供する滝沢氏。5日19時半頃には、すでに新アカウントが開設された。今後も、X界で嵐を巻き起こしていきそうだ。

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