川口駅西口に“市立美術館”整備、“美術品基金”も設置 地元企業の産経商事、すぐに500万円を寄付 市社協にも福祉車両を寄贈 まちの発展、にぎわい創出へ貢献

奥ノ木信夫市長に目録を手渡す産経商事の藤田憲一取締役営業本部長(右)=2日午後、川口市役所

 遊技場経営などを手がける産経商事(埼玉県川口市並木、高橋昭二社長)は2日、「川口市美術品等取得基金」に500万円を寄付し、市社会福祉協議会には車いすで利用できる福祉車両1台を寄贈した。

 昨年の同社創業60周年記念事業の一環。藤田憲一取締役営業本部長らが同日、市役所を訪れ、目録を手渡した。藤田営業本部長は「このまちの発展、地域の賑わい創出、地域経済活性化に寄与できるよう、継続的に社会貢献に努めている。老若男女を問わず、地域の方々の幸福度を高めることに重きを置くことが何よりの喜び」と述べた。

 目録を受けた市社協会長の奥ノ木信夫川口市長は「大切に使わせていただきます」と謝意を示し、同社に感謝状を贈った。川口市は川口駅西口で進める市立美術館の整備と合わせ、美術作品、美術に関する資料などの取得に関する事務を円滑に行うため、今年3月、同基金を設置している。

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