「トワイライト~恋がはじまる瞬間~」アンジェラベイビー、告白シーンなのにアレン・レンのラップで爆笑!?

アレン・レン(任嘉倫)とアンジェラベイビー(楊穎)という華麗なる美男美女スターが豪華初共演した中国ドラマ「トワイライト~恋がはじまる時間~」がU-NEXTで独占先行配信されており、DVD-SET1~2とレンタルDVD Vol.1~13も好評リリース中だ。

「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」「美人骨」などの大ヒット時代劇で麗しく凛々しい姿で女性をとりこにしてきたアレン・レンが個性的だが心優しき脚本家に扮した。ヒロインで優秀な心理カウンセラーを好演したのはハリウッド映画や「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」などで人気のアンジェラベイビー。

2人はひょんなことから共同生活をすることになり、次第に互いの傷を癒し、引かれ合っていく。アレン・レンが演じた脚本家が執筆中に思い浮かべた映像が、なんと劇中劇としても登場する。本筋の脚本家以外にも、刑事、男子校生、レーシングドライバーなどさまざまな美男子ぶりを見せつける。その劇中劇のヒロインを演じるのもアンジェラベイビーで、刑事ドラマ、青春学園ドラマなど絵になる2人のいろいろなラブ・シチュエーションの世界観に引き込まれる。数々のドラマランキングで1位を獲得した心温まるハートフル・ラブストーリーに胸キュン必至だ。

本作の配信開始とDVDリリースを記念して、リウ・シアに扮したアンジェラベイビーのインタビューが到着した。役作りや共演したアレン・レンについて、撮影秘話などを明かした。

■出演を決めたきっかけを教えてください。

一番の理由はリウ・シアというキャラクターがとても気に入ったからです。彼女は厳密に言えば完璧な人ではないし、人に知られたくない、隠したいと思っていることも抱えています。それでも、心の強い人であることは否定できません。幼い頃から嫌なこともたくさん経験してきたにもかかわらず、自分なりのやり方で、同じような悪夢に苛まれている人の力になろうとしているし、愛情に関してもぶれがなく、この人と決めたらどんな困難があろうと前に進もうとします。人格的な魅力にあふれたキャラクターで、善良で優しくしなやかで強い心の持ち主です。そんな彼女に引かれてこのドラマに出演を決めました。

■脚本のどんなところに魅力を感じましたか?

まず興味を覚えたのは劇中劇という設定ですね。学園ロマンスや熱血カーレース、刑事ドラマに加えてメインストーリーのライトコメディーと、一つのドラマで四つの違った物語を体験できます。性格の異なる四つの役柄を演じることもやりがいがあり、チャレンジングだと思いました。

■ヒロインのリウ・シアは優秀な心理カウンセラーですが、撮影前にこの仕事についてご存じでしたか?役作りのために何か特別な準備はされたのでしょうか。

このドラマのお話をいただくまでは、心理カウンセラーという職業についてほとんど知識がなく、ネットの情報で触れる程度だったので、できる限り演技に生かそうと、撮影前にどのように仕事をされているのかリサーチしました。特に気を遣ったのは声の出し方です。このドラマでは吹き替えを使いませんでしたし、心理カウンセラーの方がお仕事に当たって特に声のトーンを優しく、控えめにされていることに気づいたので、演じるに当たって相手に柔らかく声が届くよう特に注意を払いました。

■リウ・シアは心優しく高い共感力の持ち主である一方、頭脳明晰、仕事熱心でとても勇敢な自立した女性です。アンジェラベイビーさんから見て、彼女はどのような人でしょうか。似ているところ、違うところはどこですか?

リウ・シアという人はある意味矛盾したところのある人物です。しっかりした信念の持ち主である一方で弱さもあり、常に他人の手助けをしていながら自分のことはおろそかにしがちという、どこかしら弱点もある人だと思います。私と似ている点は、信念があって自分なりの原則を持っているところでしょうか。こうと決めたら何としてもやり抜こうとする点は共通しています。違う部分としては、脅しに直面した時の対処の仕方でしょうね。私は割とその場ではっきり反撃する方ですし、悪い人間に対して曖昧な態度を取ることは考えにくいです。そこがちょっと違う点ですね。

■チー・リエンシャンが書いた三つの脚本のヒロイン、「追凶」のグー・アンアン、「接地气的青春校園愛情故事」のジョン・ナーナー、「逐風」のジー・リンを演じられています。目が不自由な女性、女子高生、はすっぱな女性とそれぞれ難しい役柄だったと思いますが、どう演じ分けましたか?4役の中で一番好きなのはどの役ですか?

三つの劇中劇の中の役柄は実はかなり違いがあるので、演じ分けるのは難しいことではありませんでした。例えば、ジョン・ナーナーは女子高生なので、表情や動きを工夫して、生き生きした少女らしさを出すように心がけました。ジー・リンは他の2人と一番違うキャラクターで、颯爽としたタイプなので、他の2人より動きを多少あけっぴろげな感じにしてみました。グー・アンアンは目が見えないため、少しためらいがちな手の動きで人物を表現するようにしました。もちろん、四つの役柄とも大好きです。自分の分身みたいなものですから。

■アレン・レンさんとは初共演ですが、恋人役を演じてみていかがでしたか?

アレン・レンさんはとても優秀な仕事仲間です。おかげで撮影はずっと順調でした。ユーモアのある俳優さんなので、現場の雰囲気も明るかったですね。お互いアドリブが得意なタイプなので、その場のやり取りで面白いものが生まれることもありました。楽しい共演相手で、効率も良かったです。

■リウ・シアはチー・リエンシャンと訳ありでルームシェアしたものの、最初はとまどうことばかりで、やがて引かれていきます。2人のロマンスの中で特に印象に残ったシーンやせりふは何でしょうか。

リウ・シアにとって一番好きなせりふは、彼の「誰にでも自分だけの秘密がある。過去のことは過ぎるに任せよう」だと思います。彼女は共感力が高く、心に秘めている重荷も相当なものでしたが、この一言はある程度、負い目を軽くしてくれましたし、前に向かう勇気も与えてくれたと思います。

■撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?ハプニングや忘れられない出来事などエピソードがあれば教えてください。

一番面白かったのは、チー・リエンシャンがリウ・シウに告白するシーンです。アレン・レンさんがラップを始めたところで2人とも笑ってNGを出してしまいました。いまだに忘れられないのですが、おかしくてしょうがないのに彼女の性格では大笑いもできず、チー・リエンシャンがラップする傍らで必死に耐えていたのがまたおかしかったです。

■子供時代のエピソードがストーリーの重要な鍵を握っていますが、ご自身はどんな子供時代を過ごしましたか?

私の子供時代は皆さんとあまり変わらないと思います。リウ・シウのようなつらい経験や一生かかって癒さなければならないような不幸な出来事もなく、家族が見守ってくれる中、素朴で幸せな子供時代を過ごしました。上海の古い路地裏での思い出や、母方の祖母が作ってくれたスペアリブのお餅添えなど、思い出すと今でも温かい気持ちになります。

■本作は心癒されるドラマですが、ご自身の生活の中で一番癒されるのはどういう時ですか?

スポーツ、おいしい食べ物、美しい景色、すてきな物語、こういったものが癒しですね。だから旅行が好きなのかもしれません。いつもと違う場所で新しいスポーツに親しみ、初めての料理に舌鼓を打ち、大自然の造形に感動し、旅先で出会った人々と語り合う、こうしたことが活力を与えてくれて、この世界がもっと好きになれるんです。

■ドラマのどんなところに注目してほしいですか?見逃し厳禁のシーンはありますか?

まずはリウ・シウの初登場シーンに注目していただきたいです。ビルの屋上で自殺を図ろうとした男性を説得する場面なのですが、ここでリウ・シウの人となりが分かりますし、彼女の子供時代の出来事も暗示されていて、後の恐喝されるシーンなどにつながるちょっとした伏線になっているんです。それから、劇中劇もこのドラマの大きな見どころの一つです。タイプの違ういろいろな人物として登場しますので、どうぞご期待くださいね。

■今後どんなジャンルの作品に挑戦したいですか?また、理想とする俳優像を教えてください。

このドラマのライブ配信でもお話ししましたが、SFに出てみたいです。未来に関するジャンルにとても興味があるんです。理想的な俳優像は「プロフェッショナル」「面白みがある」という二つの言葉で表せると思います。プロフェッショナルとは、仕事に情熱を持ち、作品を完成させる努力を惜しまず、ストーリーやキャラクターを一つ一つ理解して表現できる人、作品のために自分の知らない業界のことでもきちんと勉強する集中力とプロ意識を持っている人のことです。面白みがあるというのは、順応性があって不測の事態に自分のやり方で柔軟に対応できる人。こういう俳優が理想ですね。

■どんなに忙しくてもいつも美しいアンジェラベイビーさんは皆の憧れですが、美の秘密を教えてください。

物事に対して、常にポジティブな姿勢で臨むことでしょうか。どんなことにも自信を持って挑戦し、立ち向かって、安易に卑下せず心の底から自分を肯定すること、自分の内面を鍛えること、それと同時に、健康な心と体を保つためにエクササイズを欠かさないこと。心身共に積極的な生活を送るというモットー、これが私の美の秘訣です。

■最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「トワイライト~恋がはじまる瞬間~」を応援してくださいまして、ありがとうございます。皆さまにも、優しくてタフな心理カウンセラーであるリウ・シウを好きになっていただけたらうれしいです。最後に、このドラマで一番好きだったせりふをお贈りします。「私たちみんなが、お日さまの下で愛し、愛されることができますように!」(編集/藤井)

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