ひろゆき氏 SNS中傷の判事に独自見解「罷免までつながるのはどうかな」

ひろゆき氏

実業家のひろゆき氏が5日にABEMA TVのニュース番組「Abema Prime」に出演した。

番組ではSNSの投稿で殺人事件の遺族を中傷したなどとして仙台高裁の岡口基一判事が裁判官弾劾裁判所で「罷免」の判決を言い渡されたことを取り上げた。岡口判事は2015年に東京・江戸川区で起きた女子高校生殺害事件について、自身のツイッター(現X)に「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男」などと投稿。

ひろゆき氏は「SNSで書きましたって話じゃなくて。これから裁判官がインタビューに出ますとか取材を受けますという時も、それを読んだ人が気分を害した、気分を害したから文句を言いました。『じゃ戒告ね』みたいなので、罷免までつながる可能性があるのはどうなのかなと思っていて」と疑問を投げかけた。

続けて「刑法に触れることをやりました。『だから罷免です』はすっきりする。被害を受けた。これを見て不快になったという人が出てきて、それでアウトってなると『もう何も言わない方がいいよね、取材とか受けない方がいいよね』ということで裁判官が表でモノを言うということがなくなってしまう社会になってしまうんじゃないかと思っていて。それはそれで裁判官が何を考えているか分からんという社会の方が僕はよくないんじゃないかなと思ってる」と私見を語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社