【住之江ボート】金子龍斗が初勝利 3連単39万円超の配当も演出「ここからどんどん勝っていきます」

水神祭を終えてずぶ濡れの金子

ボートレース住之江の「第53回飛龍賞競走」は5日、準優3番勝負を争う開催5日目が行われ、1Rでは6号艇の金子龍斗(20=兵庫)がまくり差しで1着。2023年11月に地元尼崎でデビュー以降、68走目でのうれしい初勝利となった。

枠なり3対3で開始したレースでコンマ11のトップSを決めて飛び出し、冷静に1Mの展開を捉えてまくり差しハンドルで艇団を割った。「最初は上へ行こうと思ったけど飯島誠さんが握ったのが見えたので差しに切り替えた。でも抜け出してからは緊張しました。〝ああ~もう早くゴールがきてくれよ~〟と思ってましたよ」と笑顔で振り返った。

レース後には節目の勝利を祝う水神祭が行われ、大時計付近に停められた救助艇の上から兵庫支部の先輩・重木輝彦、133期で同期の渋川夏、村松遥輝、さらに藤山雅弘も加わって水面に投げ込まれた。「住之江は父(元選手の金子龍介)が事故した水面だけど、自分にとっては水神祭を挙げた思い出の水面にもなった。1勝を挙げてようやくスタートラインに立てた。ここから2勝、3勝とどんどん勝っていきます」と力強く宣言した。

なお、3連単6→3→1は39万2370円で住之江歴代3位の超高額配当となった。全120通り中、118番人気で的中票数は25票のみ。配当面でも住之江のファンにド派手なインパクトを残した。

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