漫画「キャプテン翼」43年の連載に幕=中国人「サッカーが好きになった、ありがとう」

中国メディアの魯中晨報は4日、日本のサッカー漫画「キャプテン翼」が1981年から続いたシリーズの連載を終了したことについて、中国でも感慨の声が上がっていると報じた。

中国メディアの魯中晨報は4日、日本のサッカー漫画「キャプテン翼」が1981年から続いたシリーズの連載を終了したことについて、中国でも感慨の声が上がっていると報じた。

同作は4日発売の「キャプテン翼マガジンvol.20」にて連載を終了。作者の高橋陽一氏は「やっと締め切りがない生活を送れる」とコメントした。高橋氏は健康ではあるものの、目などにだいぶガタが来ているとして、連載終了を決断。漫画家としては引退するが、ストーリーは考え、ネームの形で制作を継続する意思を示している。

魯中晨報の記事は、「同作の影響力は日本、ひいては世界にとっても絶大だったことは特筆すべき」と言及。同作が日本のサッカーのすそ野を広げることに大きく寄与したばかりか、ワールドカップ(W杯)に出場したイニエスタ、ジダン、デルピエロなど世界的スター選手にも影響を与えたことを伝えている。

そして、中国のネットユーザーからも感慨の声が上がっているとし、「青春だった」「『キャプテン翼』でサッカーが好きになった。ありがとう、高橋陽一先生」「私のサッカー愛は『キャプテン翼』から生まれた。この漫画が私の扉を開いてくれた」「日本サッカー成長の要因」「私たちの世代は『キャプテン翼』『スラムダンク』『タッチ』を読んで育った。日本は今や世界一流に迫っているが、私たちは…」「子どもたちのサッカー熱に火をつけた作品。日本サッカーの今日の成功は、この作品なくしては語れない」などのコメントを紹介した。(翻訳・編集/北田)

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