苦しむ助っ人大砲がサヨナラ犠飛 ロッテ小島は2021年以来の完封…鷹は13安打

西武戦に出場した日本ハムのアリエル・マルティネス【画像:パーソル パ・リーグTV】

小島は自身3度目の完封勝利

ロッテは5日、ZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス戦に1-0で勝利した。小島和也投手が2021年10月3日以来3年ぶり、自身3度目の完封勝利をマーク。虎の子の1点を守り抜いた。

試合はオリックス先発・宮城大弥投手との投手戦に。打線は4回、2死から茶谷健太内野手が安打で出塁し、岡大海外野手の適時二塁打で先制。以降は走者を出しながらも、追加点は奪えなかった。

ソフトバンクは楽天モバイルパーク宮城で行われた楽天戦に6-1で勝利。打線が繋がって計13安打の猛攻を見せた。

初回、周東佑京内野手と今宮健太内野手の連打で無死一、三塁とすると、柳田悠岐外野手が適時打を放って先制。3回には山川穂高内野手、4回に柳田、5回には甲斐拓也捕手に適時打が生まれた。

今季初登板の先発・石川柊太投手は、初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、4回まで相手打線を1安打に抑え込む。5回に暴投で1点を献上したが、リードは譲らず、5回86球2安打5奪三振1四球1失点でマウンドを降りた。その後は津森宥紀投手、杉山一樹投手、又吉克樹投手が無失点で繋いだ。

延長12回サヨナラ勝ち…不振のマルティネスが犠飛

日本ハムはエスコンフィールドで西武と戦い、延長12回の激闘の末に3-2で勝利した。先発した伊藤大海投手は、2回に1死三塁から内野ゴロの間に1点、5回にフランチー・コルデロ外野手の1号ソロで1点を失ったが、7回3安打7奪三振2失点と試合を作った。

打線は7回、無死満塁から奈良間大己内野手が犠飛を放つと、続く代打・郡司裕也捕手の安打に敵失策が絡み、2-2の同点に追い付く。その後は両軍無得点で、試合は12回へ。最後の攻撃では代打・石井一成内野手、加藤豪将内野手の連続安打、松本剛外野手は申告敬遠で無死満塁の絶好機となった。

万波中正外野手は浅い左飛に倒れたが、開幕から5試合で1安打と苦しんでいたアリエル・マルティネス捕手が飛距離十分の犠飛を放ち、サヨナラで勝利した。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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