立花孝志氏が途中退席! 川上量生氏との再対談は水と油「回答してもムダ」「完全な詐欺」

立花氏と川上氏

ドワンゴ顧問の川上量生氏とNHKから国民を守る党の立花孝志党首が5日、ユーチューブチャンネル「ReHacQ―リハック―」で約1年ぶりに対談した。立花氏が「バカは論破できない」「もう負けでいい。川上さんの勝ち!」と途中退席する結末となった。

2人は昨年3月に同番組で対談。当時、川上氏はガーシー(東谷義和)に脅迫されたとして、刑事告訴しており、立花氏の道義的責任が議論となった。立花氏が終始押し込んだことで、川上氏は対談後に完敗を認めていた。

その後も川上氏はXで立花氏を追及していたことで、立花氏は対談なら応じるとして、再戦が実現。「1年前、恥をかいてしまった。正直、今話したらどうなるかの興味がある」と切り出した川上氏に対し、立花氏は「具体的に違法なことがあれば、質問していただければお答えします」と受けて立つ構えを見せたが、犬猿の2人の対談は、予想通りにかみ合うことはなかった。

川上氏から旧NHK党時代の3億5000万円の支出を問いただされた立花氏は「ガーシーに2億円出している。残りの1・5億円は党を立ち上げる時に借りたお金を返した。立花個人の支出なのか組織対策費になるかは破産管財人と話す。何度も同じ回答をユーチューブでしているが、あなたが見ていない」とイラ立ちを見せた。

利益相反と繰り返す川上氏に立花氏は「(政党は)通常の会社とは違う。バカは論破できない」とこれ以上、同じ話を続けるなら対談を辞めると退席しようとしたが、進行役を務めたリハックの高橋弘樹氏がなだめて、なんとか続行した。

川上氏は立花氏が旧政治家女子48党に8000万円の貸し付けた点についても触れたが、立花氏は大津綾香氏が刑事告訴しようとしていることを念頭に回答を拒否。これに川上氏は「完全な詐欺」と畳み掛けたが、立花氏は党が破産手続き中とあって、「事実誤認だらけで、僕がそんな危険なことをしているのなら破産管財人が警察に届け出る」と呆れた。

いよいよ我慢の限界が来た立花氏は川上氏が大津氏からの情報提供で質問していることに「完全に大津綾香の代理人になっている。自分で調べているんじゃなくて、代わりに質問している。事実が間違っているから回答してもムダ」と再び席を立ち、1時間30分予定の対談だったが、41分で打ち切りとなった。

その後、高橋氏からの電話に立花氏は「笑っている顔が生理的に無理」と答えるなど、とことんコケにされた川上氏だが、「バカだと言われたが、僕は立花さんはバカとは思っていない。頭がいい、ただのウソつき。国政政党を作ったのも普通の人はできない。絶対通らないと思われた破産宣告を通して、優位に見えた大津さんも困っているわけで、立花さんは能力ある人。だからこそ間違ったことは批判しなきゃいけないし、指摘していきたい」と今後もXで追及していくとした。

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