『ラスト・キングダム』エイドリアン・シラーが死去、享年60歳

エイドリアン・シラーが死去した。60歳だった。ネットフリックスドラマ『ラスト・キングダム』など30年以上にわたりテレビ界で活躍したエイドリアンが帰らぬ人となったことを4日(木)、故人の所属事務所スコット・マーシャル・パートナーズが伝えた。

「彼はあまりにも早く亡くなりました。彼の遺族と親しい友人達は、その喪失に打ちのめされています」「彼の死は突然で予期せぬものでした。死因に関する詳細は現在のところ明らかになっていません」と声明には綴られている。

『ラスト・キングダム』では、孫のエルフウィアドを王座につけようと野心を燃やすエセルヘルム役を演じていたエイドリアンは、このほか『ドクター・フー』や『女王ヴィクトリア 愛に生きる』といった人気ドラマほか、2017年に公開されたエマ・ワトソン主演のディズニー実写映画『美女と野獣』にも出演した。

エイドリアンは舞台でも活躍、3時間にわたる劇作『リーマン・トリロジー』の世界ツアーで訪れていたシドニーから帰国したばかりだったそうで、次なる開催地サンフランシスコでの公演を楽しみにしていたという。

さらに今年は、ミステリードラマ『ミステリー in パラダイス』の数エピソードにも出演、昨年には第二次世界大戦を舞台にした『ザ・ホワイト・ファクトリー』でロンドンのステージに立っていた。

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