復興支援へ桜カフェ 7日、高岡・林照寺

準備を進める関係者=高岡市福岡町大野

 高岡市福岡町大野の真宗大谷派林照寺の門徒らでつくる「林照寺女性の会」は7日、能登半島地震の復興支援を目的とした「桜カフェ」を開催する。堀部知之住職は震災発生直後から七尾市に支援物資などを届ける活動を続けており、カフェの売り上げを全額、日本赤十字社に贈る。

 カフェは毎年、福岡町地域を流れる岸渡川沿いの桜が見頃を迎えるのに合わせて開催している。今年は能登半島地震が発生し、高岡市でも伏木地区で液状化による甚大な被害が発生したことから、募金活動を行うことにした。

 カフェでは、コーヒーやポン菓子、ジュースを提供する。牛乳パックや不要となった着物を使ったいすの販売、住民らが持ち寄った品物を並べるバザーの開催も予定している。

 4日は林照寺で準備が行われ、門徒らが牛乳パックのいすなどを作った。堀部美和さんは「少しでも支援に役立つような取り組みにしたい」と話し、堀部住職は「被災地に寄り添った活動を続けていきたい」と意気込んだ。

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