名古屋モーターサイクルショー開幕 NAGOYA MOTOR CYCLE SHOW 2024 国内外の最新二輪車ずらり ヘルメットなど用品も充実

国内外の最新モデルの運転を楽しめる体験試乗会

 中部地方最大級の二輪車イベント「第3回名古屋モーターサイクルショー」は、二輪車の魅力を幅広く発信している。国内外の二輪車メーカーが最新の車両をずらりとそろえたほか、ヘルメットなど二輪用品も充実させ多くの二輪車ファンを楽しませている。初日から多くの来場者が集結し、会場は熱気に満ちていた。

 ブルルルッー。ホンダのブースでは人気の「CB125R」や「NX400」などのエンジン音を仮想的に楽しめる仕掛けが注目を集めていた。アクセルを操作するとエンジン音が響き、実際に運転するような高揚感を味わえる。

 スズキでは、街中と山間部いずれの走行にも適したスポーツ二輪車「GSX―8R」や、長距離走行に最適なスポーツアドベンチャ―ツアラーの「V―STROM800DE」などが来場者の目を引いていた。

 またダートフリークは、軽快な取り回しができるカスタム車「CRF250Lストリートモタード」や、原付1種の免許で乗れる電動バイクなどを展示していた。

 SHOEIは、多彩なヘルメットを提案。近く発売予定のヘルメットシリーズ「GT―Air3」は、仲間との通話を楽しめるインカムを内蔵できる。外部に取り付けるタイプに比べ風切り音を抑えられるという。さらに二輪車競技の漫画「バリバリ伝説」の主人公が愛用していたヘルメットの復刻タイプも、来場者の関心を集めていた。

 屋外では、国内外メーカーの最新モデルの体験試乗会を実施。多くのライダーが、ヤマハの「MT―125」やカワサキの「Ninja1000SX」などの走りを楽しんでいた。予約制で、6日以降でも一部時間帯で予約可能という。

渋滞知らずで会場へ!!/名鉄がコラボ切符発売/乗車券と入場券がセットに

 名古屋鉄道は、「第3回名古屋モーターサイクルショー」(5~7日、会場=愛知県国際展示場・常滑市)の企画乗車券を7日まで販売している。往復乗車券とイベント会場入場券がセットになった初のコラボ切符で、当日購入より500円安くなる。

 名古屋モーターサイクルショーは、高校生以下と女性、障害者が無料のイベント。最寄り駅は名鉄の中部国際空港駅。会場入場券がセットになった有料入場者向けの企画切符は、当日購入より安くなるのが特徴だ。中部空港で使えるプレミアムクーポンや、バイクグッズなどを進呈する千人限定の抽選券もセットになっている。

 企画を担当した名鉄の旅客営業部営業企画課の赤地将太さん(25)は「会場までの交通渋滞緩和や、より多くの方に名鉄を利用してもらいたいため、初めての企画切符を設定した」と説明。バイクの大型イベントだが、鉄道利用も促した上で「はずれ無しの抽選券などを楽しんでもらいたい」と語る。

 イベントと連動した企画切符は、交通手段で鉄道分担率の向上や地域活性化が期待できる。赤地さんは「今後も、各種イベントの主催者や当社双方にとって、メリットがあり、地域の盛り上がりにつながる企画切符がつくれたら」と期待を込めた。

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