トラウトがブレーブスにトレード移籍? 「オフに補強をしなかったエンジェルスに不満を持ってる。球団とは目指す先が違う」とMLBアナリスト

ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトにトレードの噂が挙がっている。4月4日に米メディア『FanSided』は、『The Athletic』のMLBアナリスト、スティーブン・ネスビット記者がポッドキャスト番組『The Windup』で語った内容を引用する形で報じた。

ネスビット記者は、「トラウトはブレーブスにトレードされるだろう。エンジェルスの方向性に不満を持っているからだ。もはやトラウトと球団の目指す先は違っている。このオフにトラウトはエンジェルスに補強を頼んだが、球団は何の努力もしなかった」と語った。

32歳のトラウトはエンジェルスと2030年まで、年3500万ドル(約53億円)以上の契約を結んでいる。近年は毎年のように怪我による長期欠場が続いていたが、それでも今季は開幕戦のボルティモア・オリオールズ戦で1発、マイアミ・マーリンズ戦では1試合に2本の本塁打を放つなど活躍している。
『FanSided』は、トラウトがブレーブスにトレードされる場合のパッケージを考案。トラウトを放出するエンジェルスが、対価としてブレーブスから受け取るのは、21歳の投手AJ・スミス=ショウバー(プロスペクト1位)、20歳の内野手ナチョ・アルバレスJr.(同6位)、内野も外野も守れる35歳のアダム・デュバルだと持論を披露した。

「倹約家のブレーブスは、トラウトの高年俸を喜んで引き受けるだろう。ロナルド・アクーニャJr.とマイケル・ハリス2世、そしてトラウト。こんな外野陣が揃えば、球界トップクラスのラインアップとなるだろう。重要なのは、ファンが観戦したいと思う価値を提供することだ」

トラウトの退団の噂は、以前から囁かれてきた。それはこのオフも同様だったが、結局は今年もエンジェルスでプレーしている。それでも将来的にはエンジェルスと袂を分かつ――。一部の米メディアはそう考えているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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