ドジャース・大谷翔平の登場に敵地が異様な雰囲気 歓声交じりの「Booo!!」

初回、いきなり二塁打を放ったドジャース・大谷翔平

ドジャース・大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)のカブス戦に「2番・DH」でスタメン出場した。

カブスの本拠地、リグリー・フィールドが異様な雰囲気に包まれた。大谷が初回一死走者なしで第1打席を迎えて打席に立つと、スタンドのファンから歓声とともに「Booo!!」と容赦ないブーイングを浴びせられた。ここまでは韓国での開幕シリーズを除けば、全て本拠地ドジャー・スタジアムで行われてきた。10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)の巨額契約でドジャースに加入にして以降、ビジター球場での試合は初めてだった。

さらに、2球目の外角球にバットを出してファウルチップとなると大歓声。大谷がカウントを悪くするとカブスファンが歓喜するまさにアウェーだ。

しかし、そんな独特な環境にも大谷は動じなかった。カウント1―1から外角低めへのシンカーにうまくバットを合わせ、左中間を破る二塁打とした。この一打を皮切りにドジャースはチャンスを広げ、初回に2点を先制した。

2―5で迎えた3回の2打席目も大谷が打席に立つと、再び歓声とブーイングが交錯。一ゴロで凡退すると球場内は大歓声に包まれた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社